清水きよ美の後悔しない子育てとは
私の後悔しない子育てとは、子育てを第一優先にしながらも、自分の人生にも後悔しない生き方をすること。毎日を楽しみながら働き、子どもが大好きなママの笑顔でいること。
自身の子育ての中で分かったことは、子どもと一緒にいる時間が長いことでもなく、家が綺麗なことでも、お料理の品数が多いことでもなく、ママが笑顔で子どもと向かい合うことでした。
息子が小学4年生になり、ようやく少ししっかりしてきたように感じます。一方、中学受験を控えた長女はプチ反抗期も始まりだした頃。2度の出産、職場復帰、旦那さんの単身赴任も乗り越え、いつもワンオペで子育てと仕事の両立をこなしてきました。
「3歳までは親が見るべき」「働いているから家が汚ないよね」
「働いていて子どもがかわいそう」「本当にまた熱なの?」
働くママに容赦なく平然と言う人達の言葉に、何度も心が折れそうになったこともあります。
でも楽しかった。仕事も子育ても大変だったけれど、楽しかったんです。仕事が好きだったから。
だから「仕事を辞める理由がない」と言い、辞めることなく続けてきました。
抱っこばかりで、泣いてばかりの長女の子育て、2人目出産後3ヶ月で娘の入院と旦那さんの単身赴任。無我夢中でやり切ったからこそ、私は後悔しない子育てができたと言うことができます。
今回は、コンサルで必ず聞かれる「清水きよ美の後悔しない子育て」で大切にしている6つのポイントをご紹介します!
目次
後悔しない子育て①子どもの成長を見逃さないと意識する
産まれてからそれなりに成長するまでは、子育てはとても大変です。自分の時間も全然ないですし、寝不足や抱っこ疲れで身体も疲れます。
お子さんがとても小さいママさんからコンサルのお申込みをいただくことが多く、お話を伺うと「子育てが大変で自分の時間が取れない」「やりたいことがあるのにできないことにイライラしてしまう」というお悩みのご相談がほとんどです。
そんなママさんたちの「やりたいこと」とは今でなくてもできることが多いです。ですから私は、必ず今を優先して大切にして欲しいと伝えています。
やりたいことをやりたいという気持ち、お気持ちはとても良く分かります!私も皆さんのように思っていましたから。
ですが、子どもが大きくなっても見返す写真などは、赤ちゃんから保育園や幼稚園時期のものばかりです。子どもはママを求めていますから、「パソコン、携帯を閉じてください」と伝えます。
やりたいことは、きっと今じゃなくてもできる。けれど、子どもの成長は戻って来ないのです!
子育て10年と言います。その頃を過ぎて、もっとしてあげれば良かったと後悔する方も沢山いますから。
ですから「できることをできる時にできるだけ」という気持ちで、今は子育て優先。やりたいことはできるようになったら勢いよくできるように、今は準備をする、始めたことがダメにならないように地に深く根を張る時と心得ると良いのではと思います。
後悔しない子育て②スキンシップ
「後悔しない子育て」を皆さんはどのように考えられていますでしょうか?
子どもと一緒に遊んであげる、本を読んであげる、栄養バランスの整った食事をつくるといったママ目線の子育てへの想いに比べて子どもにとっては「ママの笑顔」が一番嬉しいって知っていますか?
そして、子どもが一番安心するのはスキンシップです!ハグやキスなどがとてもいいと言いますよね。我が子はもう大きくなってきたので、ハグをするのはイベントごとの時に頑張って!という時くらいになりましたが「行ってらっしゃい!」のタッチは今もします。
小学校高学年まで成長しても、友達関係や学校でのプレッシャーなど色々なメンタル、ストレスと言った大人に近い心の変化が出てきますから、ママはスキンシップを意識して「1人じゃない」「応援しているよ」と伝えて感じてもらうことはとても大切だと思っています。
後悔しない子育て③個人として尊重する
自分の子どもに「こうした方がいい」と親から伝えるとき、もちろん!子どもの幸せを思って伝えるのですが、その言葉が子どもの気持ちや可能性を潰してしまうということを常に意識しています。
感情的に上から怒ると自己肯定感を下げてしまう原因にもなりますし、その心の傷を大人になっても抱えて生きている方も多くいます。
大人と言っても、たった一部の経験と、偏った価値観で子どもに「当たり前」と伝えることはしないように、子どもでも、1人の人として尊重して対応するように心がけています。
後悔しない子育て④話を聞いてあげる
みなさんは、お子さんの話をどれだけ聞いてあげられていますか?
私は子どもの頃、話を聞いて欲しくて母親の後ろから金魚のフンのようについて回っていました。その時に「今忙しい」と言われることがとても悲しかったんですよね。
だから、どれだけ集中していても「あのね、」って子供が言ったら手を止める。「ママ一緒に寝よう」という日は、パソコンを閉じるようにしています。
小さい頃は、ママがしゃがんで目線を合わせて、手を持って話を聞いてあげるといいですね。そうすると、子どもも安心して沢山話をしてくれます。
小学生になると、子どもは段々話をしなくなります。理由は2つあると思っています。
①自分に都合が悪いから
②親に心配をかけたくないから
都合の悪いことを隠す、うそをつく
好きな子を教えてくれなくなる
友達に嫌なことをされたり、トラブルを親に言わなくなります。
ですから、小さな頃から言いたい想いは何でも言える親子関係を築いておくことはとても大切だと思っています。
昨日は、息子と夜の散歩に行きました。普段思っている想いを話してくれてとてもいい時間でした。子どもの話を「聞いてあげる」だけで、大人になってからの安心感、自己肯定感は大きく違います。
(雑誌『プレジデントFamily』が東大生を対象に行なった調査:東大生の親の9割が「子どもの話を聞く」のを習慣にしていたことが明らかになっている)
大人になってから子どもが生きづらさを感じるというのは寂しいし後悔しますよね。意識して子どもの話を目を見て聞いてあげてくださいね。
後悔しない子育て⑤沢山の可能性・選択肢を見せてあげる
沢山の可能性・選択肢を見せてあげることは大人にしかできない。私も大人になってから、もっと子供の頃に知っていたら自分の人生変わっていたかもと思うことはよくあります。
目的・目標がある子はとても強いです!そのきっかけを与えてあげる。強要したり、押し付けることなく、あくまでも「こんなのもあるよー」と伝え、決めるのは子どもの自由にしてあげるといいのはないでしょうか?
大人になってからでも、子供の頃に体験した記憶は思った以上に役に立つ時ってありますよね!そんな経験値は多い方がいいですよね!
後悔しない子育て⑥親としての言葉に責任を持つ
多くの女性とコンサルをしていてご相談される、コンプレックスや自己肯定感、自己評価、自己価値など「生きづらさ」を持っている方の多くは、子供の頃からの親の言葉を引きづって生きている方も多いです。
何気ない一言でも、悪気がなくても、たったひと言で人は苦んだりするのです。その苦しい想いに蓋をして心のずっと奥にしまってしまう人も少なくありません。
親として、気持ちが上に向かう言葉を伝えていきたいですよね。大切な子どもに伝えたいことは沢山ある。言葉を選び、伝え方を変えれば、子どものやる気を引き出すような、自信をもって生きていけるような伝え方になったらいいなと、私はいつも思っています。
そのためには、子どもをよく観察することが大切ですよね。声掛けのタイミングや、正確にあった言葉かけが大切です。
清水きよ美のこれからの後悔しない子育て
保育園、小学校低学年と、誰もが大変という乳児期、幼少期を過ぎたのに、今このタイミングで「もっと子供のことを見てあげたい」と感じています。
それは、乳児期、幼少期には感じなかった「子どもの心の不安定」を母親としてちゃんと見守り支えたいという気持ちと、娘の受験へのチャレンジを全力で応援してあげたい。私の後悔しない子育てへの想いからです。
子どもが乳児期、幼児期の時には「小学生くらいになれば子育ても楽になるだろう」と思っていました。確かに、自分のことは自分でできるようになりますからママの時間はうんとできますし、子育て10年というように手をかける時間は少なくなります。
けれど「親」という漢字が「木の上に立って見る」と書くように、小さな心の変化まで少し離れたところから見守ることは必要だなと感じます。携帯を持ち、SNSで繋がる時代は、私たちが子どもだった頃とは環境が変わりすぎて心配事が多いです。
それでも子どもを信じて見守りながら「笑顔で生きていてくれるだけで幸せ」だと伝えたいと思います。
新しい時代へ親も子供も生き抜く力を持ち自立する
当たり前の毎日が大きく変わり、私たち親が歩んできた常識が通用しない時代になりました。自然災害も多い中で、親も子どもも新しい時代を生き抜く力を持ち、いざという時には自分で正解を選択しなければなりません。
わが家では、いざという時に何をするのかすべて子どもに伝えて、極力自分のことは自分でやるように育てています。3歳から包丁を使い、お料理もします。困った時に、大人に「助けて」と伝えることも教えています。電話番号、住所も何度も練習しました。
後悔しない子育てをするのだと意識するだけで、小さな安心が不安定な時代にも強く明るく笑顔で過ごしていける力になると私は思っています。いつでも何でも話すことができる親子の関係は、私が理想とするとてもあったかい理想の家族のかたちです。これが私の後悔しない子育てです。
※こちらのブログはあくまでも私個人の意見です。参考程度に見てください。あなたの正解はあなたが決めるのです。